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📖読解力や、文章力をアップさせる方法

文章問題が苦手なお子さんはとても多く、特に低学年では「文章を読んで意味をつかむ力」が未熟なため、そもそも「何を聞かれているのか」が分からず困ってしまうケースがよくあります。
以下では、そんな子どもたちの「文章の読解力」を少しずつアップさせるための5つの方法を、家庭でできる具体例とともにご紹介します。

目次

①音読で「読む体力」をつける

文章問題が苦手な子の多くは、「黙読で内容をイメージする力」が弱い傾向があります。
まずは音読で文章を正しく読む練習を重ね、語彙や表現に慣れることが第一歩です。

  • 毎日1回、短い文章を声に出して読む
  • 音読後に「どんな話だった?」と要約を聞く
  • 親子で交互に読んだり、「登場人物ごっこ」で役割読みも効果的
  • 親の読み聞かせも効果的

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②「だれが・なにを・どうした」ゲーム

読解の基本は、主語・述語をとらえる力です。
文章を「だれが/なにを/どうした」の3つに分解してみることで、内容を正しくつかむ練習になります。

  • 例:「太郎は犬を散歩に連れて行きました」
     →「だれが? 太郎」「なにを? 犬」「どうした? 散歩に連れて行った」
  • 会話の中でも「今なにしてたの?」「だれと?」など、普段から意識して使うと◎

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③質問文の「聞かれていること」をつかむ練習

文章問題が解けない子の多くは、「問い」に答える練習が足りない場合があります。
「なにを聞かれているのか」を見抜く力を育てましょう。

  • 文章を読む前に、設問を先にチェックして、読みながら答えのヒントを探す練習をする
  • 「どこを読めばわかるか?」を一緒に探すクセをつける
  • 「〇〇についてどう思いますか?」のような記述問題も、まずは口頭で答える練習を

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④短い文章で「考える力」を育てる

長文よりも、まずは1文や2文の短い文を深く読む練習がおすすめです。
「なんで?」「どうしてそうなるの?」と考える習慣が、文章を理解する力につながります。

  • 例:「たろうはけんかをして、かなしくなりました。」
     →「誰とけんかしたの?」「どうしてかなしくなったの?」など深掘りする
  • 絵本やマンガの一コマから「登場人物の気持ち」を読み取るのも効果的

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⑤「読んでわかる」経験を増やす

文章問題を得意にするには、「あ、わかった!」という成功体験を増やすことが何より大切です。
子どものレベルに合った問題を選び、少し簡単なものから始めてあげるのがコツです。

  • 「読んだらわかる!」という手応えがやる気につながる
  • 文章と選択肢だけのプリントや、イラスト付きの簡単な読解問題からスタート
  • 終わったら「ちゃんと読めたね」「ここがわかるようになったね」とポジティブな声かけを

まとめ

  • 音読で読む力の土台を作る
  • 主語・述語を意識し、「何が書いてあるか」を整理する練習をする
  • 設問を読んでから本文を読む「読み方の工夫」を取り入れる
  • 短い文章で「なぜ?」と考える力を育てる
  • 「できた!」を感じられる問題からステップアップしていく

低学年のうちは読解力に大きな個人差があります

これは決して特別なことではなく、ごく自然な成長過程の一部です。

読解力は学年が上がるにつれて少しずつ育っていく力です。今できていないからといって焦る必要はありません。

また、「国語の授業」だけでなく、家庭での会話や読み聞かせ、経験の積み重ねでぐんぐん育ちます。

他の子と比べるよりも、

「昨日より今日、今日より明日」の気持ちでゆっくり見守っていきましょう。


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