忘れ物が多いことに悩む保護者の方はとても多く、
特に低学年では

「持って行ったはずなのに…」



「連絡帳見たのに…」
ということが日常茶飯事です。
でもこれは「だらしない」や「不注意」ではなく、
発達途中の“記憶の仕組み”や“習慣化の土台”がまだ未完成なだけ。
責めずに、一緒にトレーニングしていくことで、必ず少しずつ変わっていきます。
以下に、すぐ家庭でできる具体的な工夫を5つご紹介します。
保護者の心が軽くなる声かけのヒントも添えましたので、参考にして下さいね♫
① 朝の準備を「親が言わずにできる仕組み」にする
準備を毎朝「口頭で確認」していると、ついイライラ…。
と、お互いが楽になります。
【家庭でできること】
- 持ち物チェック表を玄関やランドセルのそばに貼る
- 忘れやすいものは絵カードにしてもOK(例:体操服・連絡帳・ハンカチ)
- チェック欄を親が確認するのではなく、子ども自身が「できたよマーク」やシールを貼る形式に
🗨️保護者の声かけ
「朝はママも言わずに見てるだけにするね。自分でチェックできたらすごいよ!」
忘れ物ボードも効果的


② 前日準備の習慣を「楽しく」身につける
朝のバタバタ時間より、夜のうちの準備の方が忘れ物対策に効果的。
でも子どもはすぐに「今じゃなくていいでしょ」となりがち…。
【家庭でできること】
- 寝る前の「おやすみ前チェック」タイムをつくる
- ランドセルを開いて「明日の時間割クイズ」形式にしてもOK
- 親子で5分タイマーをセットして、スピードチャレンジに
保護者の声かけ
「準備ゲームに勝ったら、ママとジャンケン1回勝負!」(ごほうびを小さく楽しく)
↓こちらのタイマー使いやすそうです!


③ 忘れ物を「自分で気づける」ように導く
「忘れた!」ではなく、「あ、忘れてるかも」に自分で気づけるかどうかがカギ。
【家庭でできること】
- 玄関のドアに「今日持った?」メモ(給食袋・宿題・連絡帳など)
- 前日夜に「明日って◯曜日だよね?何が必要?」と会話で確認
- 月〜金の持ち物カードを曜日別に分けて、目に見える場所に置いておく
保護者の声かけ
「“持ってったかな?”って気づけたら、すごく成長してる証拠!」
↓忘れ物バンドもおすすめ


④ 「どうして忘れたの?」ではなく、「どうしたら忘れなかった?」と考える習慣に
失敗したときに叱られると、自己肯定感が下がってしまうことも。
【家庭でできること】
- 忘れた理由を聞くよりも、次にどうするかを一緒に考える
- 親子で「次からどうしたらよかったかなメモ」を作って貼っておく(見える化が大事!)
- 思いついたアイディアは「すごいね!」と必ず褒める
保護者の声かけ
「忘れたのはダメじゃなくて、“どうしたら忘れない?”を考えられるとカッコいい!」
↓ちょっとした工夫がある連絡袋


⑤ 忘れ物をした日こそ、成長のチャンスととらえる
完ぺき主義にならず、「できた日」も「忘れた日」も大事な一歩。
【家庭でできること】
- 「次からどうする?」より先に「今日1日よく頑張ったね」と言う
- 忘れ物に気づいたときの行動力・伝える力も褒める
- 家族で「失敗したけど笑えた話」を共有して、“忘れ物”を笑いに変える工夫も
保護者の声かけ
「忘れ物しても、正直に先生に言えた勇気と行動力がすごい!」
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まとめ
- 忘れ物は、「性格」や「やる気」ではなく、仕組みと声かけ次第で減らせる
- 朝ではなく、前日夜の準備タイムを習慣化することがカギ
- 忘れたことを責めず、「どうしたらよかったか」を一緒に考える経験が、将来の自己管理力に
心配になってしまうことが多いですが、
子どもが成長できるまで「待つ」ことを大切にしながら
こつこつ成功体験を積み重ねていけるといいですね!