今回は事前に寄せられた以下の4つの質問を中心に、ライブ中にいただいた追加の質問にもお答えしました。
・2桁のかけ算の教え方
・ゲームやYouTubeなどメディア時間の目安
・学級閉鎖中の過ごし方
・正方形と長方形の違い
元小学校教員として、家庭でできる具体的な声かけやサポート方法も含めて解説しています。
質問① 2桁のかけ算(小学3年生)で大切なポイント
2桁のかけ算は、多くの子がつまずきやすい単元です。
特に大切なのは、次の2つです。
・位をそろえて書く
一の位と十の位を、縦にきれいにそろえて書くことが基本です。
ここがずれると、正しい考え方でも計算ミスにつながります。
「ていねいに書くこと」が、正確な計算への第一歩です。
・2段目をずらして書く理由を理解する
例えば
41 × 3
の「4」は、実は「4」ではなく「40」です。
つまり
40 × 3 = 120
になります。
この「0が隠れている」ということを理解することで、
・なぜ1つずらして書くのか
・なぜ桁が増えるのか
を本質的に理解できるようになります。
これは今後の
・3桁のかけ算
・筆算全般
にもつながる、とても重要な理解です。
質問② ゲーム・YouTubeの時間はどれくらいが適切?
まず大前提として、「正解」はありません。
大切なのは、各家庭の状況や子どもの特性に合わせてルールを作ることです。
・親子で話し合って決める
親が一方的に決めるのではなく、
・子どもの希望
・親の考え(視力・生活リズム・勉強時間など)
を伝えた上で、一緒に決めることが大切です。
子ども自身が納得して決めたルールは、守りやすくなります。
・ルールは具体的にする
例:
・1日1時間まで
・夜7時まで
・宿題が終わってから
など、明確にすることがポイントです。
・ルールは見直してOK
子どもの成長に合わせて、定期的に見直しましょう。
「一度決めたら絶対に変えてはいけない」というものではありません。
・実際のご家庭の例
ライブでは、様々な事例が共有されました。
・宿題が終わったらOK
・平日は1〜2時間
・土曜日だけ制限なし
曜日を限定する方法は、子どもの満足感にもつながりやすい方法です。
質問③ 学級閉鎖中の過ごし方(担任としての願い)
担任として、学級閉鎖中に特に大切にしてほしいことは次の3つです。
① まずは健康第一
何よりも大切なのは、元気に過ごすことです。
体調を整えることが最優先です。
② 復習を中心に学習する
学級閉鎖中は授業が進みません。
そのため、
・漢字
・計算
・教科書の見直し
など、復習を中心に取り組むのがおすすめです。
予習よりも、土台を固めることが重要です。
③ 家のお手伝いをする
保護者の方の負担も増える時期です。
・洗濯物をたたむ
・食器を運ぶ
など、小さなことでも構いません。
お手伝いは、責任感や自己肯定感の成長にもつながります。
質問④ 正方形と長方形の違い
これは非常によくある質問です。
数学的には、
正方形は「4つの辺がすべて等しい長方形」
つまり、長方形の仲間です。
では、なぜテストでは×になるの?
学校のテストでは、
・正方形
・正方形ではない長方形
を区別することが目的の場合が多いためです。
お子さんへのおすすめの声かけ
もし
「正方形も長方形じゃないの?」
と聞かれたら、
まずは
「よく気づいたね!すごいね!」
と褒めてください。
その上で、
「算数では仲間だけど、テストでは別々に答えることが多いんだよ」
と伝えると理解しやすくなります。
追加で多かった質問と回答
・2桁×2桁の暗算はできた方がいい?
無理にやる必要はありません。
筆算で正確に解ければ十分です。
まずは教科書通りの方法をしっかり身につけることが大切です。
・勉強が嫌いにならないために大切なこと
一番大切なのは、「やらされ感」を減らすことです。
例えば、
「字が汚い」
ではなく、
「この字、とてもきれいだね」
と良い部分を見つけて褒めること。
小さな成功体験の積み重ねが、自信につながります。
・文章問題は最初から全部読むべき?
必ずしもそうとは限りません。
子どもによって、解きやすい方法は違います。
その子に合った方法を尊重することが大切です。
・集中力が続かない場合は?
原因は様々です。
・環境
・個性
・気持ちの状態
まずは本人の気持ちを聞くことが第一歩です。
・席を変える
・場所を変える
など、環境調整で改善することも多くあります。
・兄弟がいて集中できない場合
・専用の勉強スペースを作る
・物理的に距離を離す
など、環境を整えることが効果的です。
・割り算の概念の教え方
言葉だけで説明するより、
・絵を描く
・ブロック
・おはじき
など、具体物を使うことで理解が深まります。
最後に:家庭で最も大切なこと
学習で最も大切なのは、
「できた」経験を積み重ねることです。
そのためには、
・間違いを指摘することより
・できた部分を見つけて認めること
が重要です。
子どもは、認められることで自信をつけていきます!
