10.23 インスタライブ

今回は、インスタライブでフォロワーさんから寄せられた質問をもとに、

家庭学習の環境づくりやルール設定、子どもの自律を育てる関わり方を整理しました

目次

質問1. 進研ゼミのタブレット学習、ゲームしかやらない…

タブレット学習、ゲームばかりで学習をやってくれません。
良い方法はありますか?

解説します!

①親が一方的に決めないことが大切

「勉強してからゲーム!」と大人が決めたルールは、一見正しいように見えても、子ども側の納得感がないと続きません。
大切なのは、子ども自身が「自分で決めた」と感じられるルール作りです。

たとえば次のような手順で話し合ってみましょう!

  1. 学習と遊びのどちらも大切であることを伝える。
  2. 「どうすれば両立できると思う?」と問いかける。
  3. 子どもが考えたルールを一度採用し、実際に運用してみる。
  4. 守れなかった場合は「次は親が決めるね」と明確に伝える。

ルールを自分で決めた経験が、「責任感」や「自律心」を育てる土台になります。

②ルールを「見える化」して習慣化を支援

学習後にシールやスタンプをつける、ポイント制にしてご褒美と交換できるようにするなど、

目に見える仕組みを取り入れると効果的です。

達成が目に見えると、「やればできる」という感覚が積み重なり、

学習が習慣へと変化していきます。

質問2. ゲームをきりよく終わらせる方法は?

ゲームにのめり込んでしまいます。気持ちよく終わらせられる方法はありますか?

解説します!

①「やめ時」をめぐる親子の衝突を減らすには

動画やゲームを中断するとき、子どもが癇癪を起こしてしまうという相談はとても多いです。
ポイントは、“時間”ではなく“区切り”で終わりを設定すること

  • 「1話が終わったら」
  • 「このレースが終わったら」
  • 「ここまでクリアしたら」

といった「切りの良い区切り」で終わるようにすると、自然な形で切り替えやすくなります!

②視聴時間よりも「順番」と「条件」を意識する

「やるべきことを済ませたら自由時間」という順番を明確にすると、

子どもも納得しやすくなります。


次のような家庭ルールを参考にしてみてください。

  • 先に宿題を終えたら30分間は好きな動画OK
  • 1回30分、1日2回まで(タイマーで管理)
  • 土曜日は見放題デーを設定してリフレッシュ

時間制限よりも「自分で終える」経験を積ませることで、徐々に自己コントロール力が育ちます!

質問3. 効率の良い朝学習の方法は?

朝学習は、朝ごはん前?後?どちらがいいですか?
効率の良い朝学習の方法はありますか?

解説します!

①脳のゴールデンタイムを活かす

朝の3時間は、脳の働きが最も活発になる「ゴールデンタイム」と言われます。
空腹状態の方が集中しやすいという研究もあり、朝学習は短時間でも高い効果があります。

ただし、無理に朝型へ切り替えるのは逆効果
お子さんの体質や生活リズムを優先して、少しずつ整えていきましょう!

②朝学習の環境づくりとご褒美の工夫

朝学習に取り組んでいるたくさんのフォロワーさんからの意見を集約してみて

成功させるコツの共通点は、「環境」と「ご褒美」のセットです

  • 前夜に机の上を整え、鉛筆・消しゴムを準備
  • 朝食前に5〜10分だけ計算・漢字・音読など軽めの課題
  • 終わったら登校前の“ごほうびタイム”(好きな動画や音楽など)

この「短時間+すぐできる内容+ご褒美」の流れが、

毎朝のルーティンとして定着しやすくなると感じました。

フォロワーさんの中には、オンライン自習室に参加して「仲間と一緒に学ぶ時間」を朝に取り入れている方も。
こうした“仲間”の存在が、継続のモチベーションになるというのは大きいですね!

質問4. 授業の「振り返り」の書き方がいつも同じパターン…

授業で振り返りを書くのですが、何を書けばいいかわからないようで毎回同じ内容(楽しかった、など)になってしまい評価が下がっているようです。対策はありますか?

対策、あります!!

①「楽しかった」だけで終わらせない工夫

授業の振り返りノートや作文で、「楽しかったです」で終わってしまうお子さんも多いです。
これは悪いことではありませんが、次の学びにつながる気づきがあると、思考力や表現力がぐっと伸びます。

②4つの質問をメモしておくと効果的!

「選択肢を与えてあげる」と子どもも感想が書きやすいです。

ノートの表紙裏などに、次の質問を書いておくと振り返りの質が高まります。

  1. 今日の授業で難しかったことは?
  2. 次に頑張りたいことは?
  3. 先生に聞いてみたいことは?
  4. 家で話したいことは?

この質問を見ながら書くことで、学びを「受け身」から「能動的」に変えることができます。

質問5. よくあるお悩みQ&A(ライブより抜粋)

Q1. 宣言した時間に勉強を始められません(小2男子)

【回答】

「今の作業をどこで区切る?」と本人に考えさせるのはどうでしょう?
子ども自身が切り替えのきっかけをつかみやすくなります。
できたときはその場でしっかり褒め、
達成感を強化しましょう!

Q2. 反抗期で勉強を拒否します(小4・中1)

【回答】

難しい年頃だと思うので「どうして勉強したくないのか?」を丁寧に聴いて良く話し合うのが大切かと思います。
親の意見より、本人の気持ちを尊重する姿勢を見せることで、信頼関係が築きやすくなるのかなと思います!

Q3. 勉強時間を決めさせると、「夜9時からやる!」などこちらが納得でき  ない時間を主張してきます。

【回答】

「家族の就寝時間」「健康面」など客観的基準を示しながら、お家の人の願いも伝えたうえで一緒に決めると良いと思います!
納得して決めたルールは、長続きしますので頑張りましょう

Q4. 発展的な問題を面倒がります…

【回答】

最初は一緒に考えて「難しいね」と共感することが大切!
問題を解くのも手伝ってあげていいと思います!小さな成功体験を積むことで、挑戦へのハードルが下がっていきます!

Q5. 筆圧が弱く、字が雑でミスが多い…

濃い鉛筆(4B〜6B)や三角鉛筆など、道具の工夫も効果的です。また、丁寧に書けた部分を褒めることで、注意力が少しずつ育つと思います!

まとめ

子どもの学習習慣を育てるには、
「やらせる」よりも「一緒に考える」姿勢が大切です。

親がすべて決めるのではなく、ルール・環境・ご褒美・対話を組み合わせて、子どもの主体性を引き出すと良いと思います♫
試行錯誤を重ねながら作る家庭ルールこそが、親子にとって最良の学びの土台になります!

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