
「国語辞典をそろそろ買ったほうがいいのかな…」



「種類がたくさんあって、どれがいいのか全然わからない…」
特に辞典の購入時期になると、
と相談を受けることが多くなります。
そこで今回は、小学校教員経験からおすすめしたい「国語辞典を選ぶときの5つのポイント」をご紹介します。


1.学年や発達段階に合ったものを選ぼう
辞典といっても、種類は色々。
例えば、小学1〜2年生には
- すべての漢字にふりがながある
- イラスト付き
- やさしい言い回し
の辞典がおすすめ。
高学年なら、語彙数が多く、例文がしっかりしているものの方が力がつきます。
ポイント
- 低学年:漢字にふりがな、イラストが豊富
- 中学年以降:語彙数が多く、例文がしっかりしているもの
- 「調べやすさ」と「読みやすさ」のバランスを大切に
↓小学館の辞典、わかりやすくておすすめです♫こちらはバッグ付き


2.文字の大きさと見やすさをチェック
子どもは細かい文字やごちゃごちゃしたレイアウトが苦手です。
辞典を開いたときに
「なんか見やすい」「読みやすい」と感じられるかどうかが、とても大切。
実際に書店で開いてみて、
親子で「これは見やすいね」と話せるものを選びましょう。
ポイント
- 文字が大きめで、ゆとりのある行間
- 語の区切りがはっきりしているレイアウト
- カラーで意味や例文が見やすいものも◎
↓辞書のみの場合はこれ


3.辞典の大きさ・重さ・紙質も意外と重要!



「ランドセルに入らない…」



「めくるときにページがくっつく…」
これ、子どもが辞典を嫌がる原因になるんです。
持ち運びしやすい軽さ、ページをめくりやすい紙質、そして耐久性も大事。
毎日使うものだからこそ、ストレスの少ないものを選びましょう。
ポイント
- 軽くて持ち運びしやすいサイズ
- 紙質がサラサラでページをめくりやすい
- 丈夫な製本(壊れにくい)もチェック
↓三省堂はオンライン辞典がついているようです


4.例文がわかりやすく、語彙が豊富かどうか
辞典によっては、
語の意味が書かれているだけのものもあれば、
「使い方(例文)」が詳しく載っているものもあります。
子どもは意味だけでなく
「使い方」を知ることで語彙がグンと広がるんです。
言葉のニュアンスや使い分けも、
例文がしっかりしていると理解しやすいですよ。
ポイント
- 使い方の例文がシンプルで身近なもの
- 1つの語に複数の例文があるとより良い
- 類義語・反対語・同音異義語もチェックできると◎
↓学研は表現や言葉の使い方がわかりやすく記載されている気がします♫


5.子どもが楽しくなる工夫があるかどうか
最近の国語辞典には、言葉の豆知識やコラム、
言葉遊びのコーナーなどがついているものもあります。



「へぇ〜!」
「おもしろい!」
と感じられる辞典は、
自然と何度も開くようになり、調べる力も語彙も育ちます。
ポイント
- 「ことば豆知識」や「雑学コラム」があると楽しい
- イラストや図解で理解しやすくなっているもの
- 言葉に親しむ仕掛けがある辞典を選ぶ
まとめ
- 学年に合ったレベルと内容のものを選ぶ
- 見やすさ・読みやすさ・色使いもポイント
- 重さや紙質など、扱いやすさも大事
- 例文や語彙の豊富さで理解が深まる
- 「楽しい!」と思える工夫があると続けやすい
お子さんにぴったりの辞典が見つかれば、
それは「学びの相棒」になります。
親子で楽しく辞典を選ぶ時間も、すてきな学習体験になりますよ。
どうぞ、ことばの世界への第一歩を、安心して踏み出してくださいね。

